顔汗を止める漢方があるって知ってる?

顔汗に悩む皆さんに朗報です!顔汗を止める漢方があるそうなんです。

運動していたり、過緊張を強いる場面に遭遇したわけでもない、季節的な意味で暑さの環境にいるわけでもないのに、汗が顔からダラダラ・・・もう、なんとかしたい!って思いますよね。

漢方って種類が豊富なのはいいけれど、値段も高いし、名前も複雑で難しい・・・!どれを買ったらいいか悩むなぁって方もいると思います。

西洋医学でも治療は可能ですが、汗の治療って漢方が一番効果的だと言われていることを知っていますか?

そこで、本日は、顔汗と漢方について紹介しますね。

なんで漢方って顔汗におすすめなの?

漢方には熱や水分を調節する処方が豊富なので、自分の体と汗の状態にあった方法を探せるメリットがあります。

体の中の汗の水分や、熱のめぐり、循環は、汗や汗をかくという行動でリンクしていることが多いそうですよ。

ですから、顔汗やその他の体の特定の部分に対しての汗の量が多い人には、漢方が便利なんです。

漢方約は植物、動物、鉱物など自然界に合ったものを組み合わせて作った天然成分です。

そのため、副作用が全くないとは言い切れませんが、西洋薬よりは体への影響や負担が少ないそうで、緩やかに効き目があります。

漢方薬は、全ての気を動かすことで、心の治療にも役立つので、心身ともに健康になることを目的としています。

顔汗のように精神作用が大きい場合には、効果が期待されるといわれています。

顔汗には体質的なこともありますが、メンタル的要因が大きいのが特徴です。

原因から調べて改善し、治療に利用できる漢方薬を専門家に処方してもらうといいですよ。

顔汗やその他多汗症に効く?!おすすめ漢方編

以下に取り上げる漢方は顔汗にある程度高い効能性があると言われています。

1、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

柴胡、黄ごん、かろこん、桂皮、牡蛎(ぼれい)、甘草(カンゾウ)、乾姜(カンキョウ)という7つの成分が含まれていて、体力が生まれつきあまりない虚弱体質の方に向いています。

この漢方が向いている体質として挙げられるのは・・・、貧血気味であったり、喉が乾きやすい、のぼせやすいなどの症状、動悸、息切れ、些細な事で精神的不安を抱えたり、神経過敏になってしまう方、更年期障害を抱えている方です。

上記の症状をお持ちの方への処方として実際に医療現場でも処方されるみたいですので、安心して使えそうですね。

柴胡桂枝乾姜湯は、柴胡を主成分とする漢方処方である柴胡剤の一つで、漢方で「胸脇苦満」と呼ばれる、大体、肋骨の下あたりの圧迫感、強張りなどがある場合に適しています。

風邪の後期症状や微熱、寝汗といった顔汗にとどまらず使えますので、おすすめします。

柴胡桂枝乾姜湯の具体的効果は?

配合成約である、「柴胡」、「黄ごん」、の組み合わせが炎症を取り除き、汗への効果としては、衰弱している人の微熱、あらま汗、盗汗(ねあせ)、緊張感が酷い時の汗の発生をコントロールしてくれる効果があります。

副作用は?

どの漢方にも共通してる副作用としては、服用時に胃痛や、胃のむかつき感、食欲低下がよくあります。

柴胡桂枝乾姜湯は甘草(カンゾウ)を使用していることから、血圧上昇の可能性もあるので、高血圧体質や、糖尿病治療をされている方は要注意です。

また、人にもよりますが、体の赤み、痒みを引き起こしてしまう人もいますので、間質性肺炎の徴候として、空咳や息苦しさなど感じた場合には直ちに医療機関へ行き、医師に相談しましょう。

2、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

柴胡、半夏(ハンゲ)、桂皮、茯苓(ブクリョウ)、黄ごん、大棗(タイソウ)、人参、牡蛎(ボレイ)、竜骨、生姜(ショウキョウ)の10種類の成分が含まれています。

この漢方が向いている人の体質は、体力がそこそこ普通にある人で、みぞおち辺りが強張ってハリのある方に向いているとされています。

その他に、具体的に言うと・・・、寝付くのに時間が掛かる方、些細な事が気になり、胸の心拍数が高鳴ったり、ソワソワする方、イライラ、緊張感が取れない方におすすめです。

柴胡加竜骨牡蛎湯の具体的な効果は?

竜骨や牡蛎(ボレイ)という製薬成分が熱を冷まして脳にまで上昇したイライラなどの気を静める効果があるそうです。

これらは天然カルシウムと同じで、神経の働きを整える作用があります。

神経的な高揚感、緊張があって汗をかいてしまう人の多汗を抑制する役割を担いますよ。

副作用は?

1、虚弱体質で胃腸が弱い人

2、お腹がゆるくなりやすい人

このような体質を抱えている方、注意しながら服用することが大切だそうですよ。

私もまさにこの状況に当てはまるので、使う時は気を付けたいものです。

柴胡加竜骨牡蛎湯に含まれる黄ごんにより、腹痛や下痢のような症状が発生することもあるそうですよ。

また、柴胡桂枝乾姜湯と同じように、間質性肺炎の症状である、空咳や息苦しさ、倦怠感、食欲不振、発疹などが起きた場合は医師へ相談です。

3、荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)

黄ごん、黄柏(オウバク)、黄連(オウレン)、桔梗(キキョウ)、枳実(キジツ)、荊芥(ケイガイ)、柴胡(サイコ)、山梔子(サンシシ)、地黄(ジオウ)、芍薬(シャクヤク)、川(せん)きゅう、当帰(トウキ)、薄荷(ハッカ)、白し(ビャクシ)、防風(ボウフウ)、連翹(レンギョウ)、甘草(カンゾウ)17種類の成分が配合されています。

このお薬が向いている体質としては、皮膚が浅黒く、体力が普通並みにある人です。

蓄膿症、満性鼻炎、ニキビなどが出来やすい方など熱を持ちやすいタイプであっていると言われています。

多汗症が顔だけでなく、手足にも出てしまう方は熱がこもりやすいといわれていて、そのような状況で悩んでいる方にも向いている漢方だと思います。

荊芥連翹湯の効果とは?

熱や炎症を抑える効果が期待されます。

更には、病気の原因を発散させる製薬、膿を出す生薬成分の役割も配合されています。

顔汗でなくても、手足に汗がジットリするという方にもいいと思います。

副作用は?

胃腸が弱い方と下痢をしやすい人は要注意です。

胃部の不快感、食欲不振などの消化器系の副作用や、発疹、発赤などの皮膚症状が稀に出る方もいるそうですので、購入時は、薬剤師さんに相談してみて下さいね。

防風通聖散(ボウフウツウショウサン)

防風、黄ごん、大黄(ダイオウ)、芒硝(ボウショウ)、麻黄(マオウ)、石膏(セッコウ)、白朮(ビャクジュツ)、荊芥(ケイガイ)、連翹(レンギョウ)、桔梗(キキョウ)、山梔子(サンシシ)、芍薬(シャクヤク)、当帰(トウキ)、川(せん)きゅう、薄荷(ハッカ)、滑石(カッセキ)、生姜(ショウキョウ)、甘草(カンソウ)の18種類の成分が配合されています。

この漢方が向いている体質としては・・・がっちりした体格で、お腹の脂肪が多い人であったり、肥満症、便秘症、尿量の少ない方、肩こりやむくみ、高血圧傾向、のぼせや火照りやすい方です。

防風通聖散の効果は?

防風通聖散には、防風や麻黄(マオウ)など熱を外に発散させる作用がある生薬と、御通じ改善や、水分の巡りを良くする生薬が含まれています。

また、ダイエット向きの漢方薬としても人気があり、溜まった脂肪を落として更に燃焼を促す作用もあります。

副作用は?

麻黄を含むことから、心臓がドキドキする、不眠気味になりそう・・・といった副作用もあります。

場合によっては、胃腸への影響も出るので、使う時は十分に気を付けて下さい。

また、むくみや血圧上昇を伴う、偽アルドステロン症、間質性肺炎、肝機能障害など漢方を購入。使用前に注意すべき副作用症状がないか調べておくといいかもしれませんね。

まとめ 自分の体質に合った漢方薬で心身ともにイキイキ

漢方はこれが絶対という正解はありません。

しかし、顔汗にどうしても悩んでいて、日常生活に支障をきたしている、そこまでひどい顔汗の状態ではないけれど、漢方を試したいという方は、漢方を購入・使用する前に、薬剤師や専門医に相談したり、自分でネットサーフィンをしてどの漢方が自分にメリット・デメリットかを確かめることが、自分の心身を健康にし、前進出来る一歩ではないでしょうか。