顔汗を止めるツボってあるの?

顔汗を止めるツボってあるみたいですね。

外出先にて、あっ!やばい・・・今、汗出そう!なんて時にツボを押さえて緊張をほぐすやり方を知っておくと、顔汗と上手に付き合えるきっかけになるのではないでしょうか。

そこで、本日は顔汗を抑えるツボについて取り上げていきます。

ここを押せば大丈夫!顔汗ツボポイント

1、陰げき

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豆状骨と言われている上記の画像の〇の部分にあたる半球状の形をした骨を探しましょう。

豆状骨の1㎝程の下を触ってみると、尺側手根屈筋(しゃくそうしゅこんくっきん)という真っ直ぐ伸びる腱があるので、陰げきはこの真っ直ぐ伸びている尺側手根屈筋の腱の親指側に位置します。

手の平を上にして、小指側の付け根辺りから約1.5㎝肘の方向に下がった部分でもあります。

体内の余分な熱を取り、狭心症、息切れ、のぼせ、鼻血といった急な症状の対処法としても役立ちますよ。

2、後谿(こけい)

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まず、小指側の手の側面を見てください・・・少し分かりづらいかもしれませんが、うっすらと手の平と甲の色が変わる境目がありますよね。

後谿はこの色が変わる線の上にあり、感情線の端っこ辺りがポイントです。

押されるほうの手を少し曲げてみると、感情線の部分に皺が出来て少し飛び出るので、そこを反対側の手の人差し指で押してみて下さい。

手の平にある環状線の小指側の付け根、手を握った時にブクッと膨らむようなところを示します。

この部分にある後谿は体の熱を落ち着かせてくれるツボでもあります。

肩こり、腰痛、筋肉の緩和など顔汗以外の効果も期待されます。

3、合谷(ごうこく)

万能のツボとも呼ばれており、頭痛、歯痛、鼻炎、喉の痛み、腹痛、便秘、女性特有の生理痛にも効くそうです。

顔部分の苦痛を和らげる効果もあるので、顔汗にも役立ちます。

4、復溜(ふくりゅう)

 

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内くるぶしから指2本分上に移動した部分で、水分代謝異常を整えてくれる働きがあります。

復溜の周辺を冷やさないように気を付けながら、むくみ改善も出来ます。

化粧崩れが命取りな職業の舞妓さんもこの方法を利用していて、帯を強く締めてツボを刺激することで発汗を抑えています。

5、大包(だいほう)

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バストラインから脇の下へ平衡に移動した、肋骨の横部分を示します。

もう一つの探し方としては、右の手の平を大きく広げ、そのまま右手を左胸に当てます。

その後、手の真ん中に乳首がくるように位置をずらしたら、右手の中指や薬指あたりが大包の位置となります。

屋翳のように手の平を広げたまま腕を組むようにして両方の大包を押します。

次に、反対側の手の親指を使って優しく押さえてみてください。

反対側の大包だけ押さえると、抑えた側の逆側から汗が出てくることがありますので、一緒に刺激のがポイントです。

締め付けられると汗がかきにくい状態になり、人間の反射神経を最大限に利用した汗を止める作用が働くツボで、即効性があります。

また、顔汗以外でも、関節痛や喘息にも効果があるそうなので、そちらで悩んでいる方にもおすすめですよ。

 

6、屋翳(おくえい)

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大包と変わりませんが、神経痛や呼吸器などに効果的だと言われているツボで、少し痛いけど気持ちいいぐらいに約1分間ほど揉んだりつねったりしてみてください。

指の腹を使って温めるようにして優しく押すと、顔汗以外の目的でも活用できます。

ツボを刺激することで顔汗が持続的に治るわけではないので、そこを理解してください。

顔汗をここぞという時に、一時的に止めたい!って時にツボ押しは役立つのです。

顔汗を止めるツボは主に、胸や手にあることが多く、周りの目を気にせずに顔汗対策が簡単に出来るということがメリットです。

7、労宮(ろうきゅう)

精神機能に働きかけるツボで、手の平の真ん中辺りに位置し、発汗や更年期のホットフラッシュにも効果があるといわれています。

また、労宮には興奮を促す交感神経をリラックスさせて、体温を少しずつ下げる効果があります。

8、身柱(ちんちゅう)

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体の熱を沈めて新陳代謝をコントロールするツボです。

大椎(たいつ)という部分から下三つの背骨を下がったところに位置します。

9、三陰交

内くるぶしから指4本以上、骨と筋肉の間にあるツボを示します。

冷え効果にも適しているので、女性の冷え性対策にも活用できますよ。

時間がある時にテレビを見ながらリラックスして顔汗対策に試してみるのもいいかもしれません。

顔汗のツボを刺激する時のコツ

http://health-memo.blog.so-net.ne.jp/

 

顔汗のツボを刺激する際の注意点!

顔汗のツボは、やや痛いくらいの刺激がちょうどいいです。

「痛い」と「気持ち良い」の中間くらいの強さがベストだと思います。

細い棒状のものでグリグリするのではなく、優しく指でマッサージするといいでしょう。

ツボ押しの刺激が強すぎると自身の健康にデメリットな原因にも繋がることもあります。

以下の状況の場合には、顔汗のツボ押しを控えると良いですよ。

  • アルコールを飲んで酔っ払っているとき
  • ツボの場所に病巣や怪我があるとき
  • 重い心臓・腎臓の持病があるとき
  • 妊婦さん
  • 乳幼児

顔汗に効くツボは手や手首といった、人目を気にせずに取り組める身近なところにツボがあります。

しかし、先程上げたような上記に該当する方は、顔汗を治したくても自分の健康を第一に考えて、ツボ押しはほどほどにしましょう。

皮膚圧反射の原理を利用してツボ押しをすると、手や胸の上などを抑えると、顔や頭の汗が一時的に抑制できる効果がるのはこの原理に基づくからなのです。

まとめ 顔汗はその場しのぎの対策!

 

顔汗のツボを刺激するということで、完全に顔汗は治りません。

しかし、毎日のなかで日常的に顔汗に悩んでいる方は、少しずつ時間に余裕がある時、電車の中にいるなど心にゆとりがある時にコツコツ継続してみるといいでしょう。

万全でなくても、緊急対策の知識として身につけていれば、顔汗による精神的不安からくる汗の発生も多少防げると思います。

プレゼンテーションや面接、対人場面にて、汗が止まらない方は、「今止めたい!」っていう時に手軽に出来る対策としてやってみましょう。

ツボを押すにしても自分の健康面に持病や手術歴がある方は、顔汗よりもそのことに目を向けて、自分の体に負荷をかけないツボ押しをおこなってください。

どうしても滝のように溢れる汗を1時間以上も止めたいって思ったら、汗スプレー、香料付きの汗拭きシート、顔汗に効くゴムバンドなど、マッサージとは別の方法をお試しください。

顔汗のツボは手や手首だけでなく、足や背中、胸の上部など多岐に渡る体の箇所に関係していることがわかりました。

お金も掛けず、友達や家族、職場の人といった身近にいる人間にも顔汗対策だと気付かれにくく、コツさえ知っていれば誰でもすぐに取り組めるので、自分のペースでお試しくださいね。