男子でも顔汗が止められる方法ってあるの?!

全国の顔汗に悩む男性の皆さん、顔汗は男性でも止められる対策方法があるのを知っていますか?

顔汗で、プレゼンテーションや会食、営業などで緊張して汗が止まらない・・・!顔汗が原因でデート最中や、女性に嫌われやしないか心配って思っている方、多いのではないでしょうか。

頭から、額から、もみあげから、襟足から、滝のように汗が流れて心配という方に朗報ですよ。

そもそも、顔汗ってなんで出るの?

激しい運動をしたわけでもない、猛暑の環境にいるわけでもないのに汗がとにかく止まらなくて困る!仕事先で大事な会議の前・・・人と対面するシーンに遭遇しただけで、あれ?なんか体が暑い!汗が・・・なんてことありますよね。

汗が出ること自体は、誰にでもある生理的現象であり、体の熱を放出するために汗は流れ出て働くものです。

これは、自律神経の一種である交感神経の動きが活発になることが原因で汗が出るというメカニズムのちゃんとした意味があり、そういう時の汗は、ベタベタでなく、サラっとしていることが大半です。

しかし、人によっては汗の量も異なりますので、一概にサラサラとはいえませんが、体温調節の機能の役目を終えれば、汗は自然と蒸発しているものです。

ところが、通常の汗の量以上に、特定の場面に遭遇したり、そうでなくても、日常的に汗が止まらない状態があります。

それが、多汗症です。

多汗症とは、体温の調節に必要な通常の範囲内を超えた汗が異常に増加してしまう症状で、手、足、脇の下、顔などといった特定の箇所に集中し、体は至って健康であるにもかかわらず、日常生活に支障が出てしまう発汗過剰を認める病気です。

多汗症の原因は様々なのですが、一番多いのが、精神的多汗と言われています。

精神多汗はストレスや、潜在的な不安などから起こり、精神性発汗は、一度その症状を引き起こすと再発しやすいのがデメリットです。

何らかの状況によって汗が出て、人に嫌な思いをさせた経験があることから、そのような不安がまた起きるのではないかという予期不安を感じ、発汗を起こしてしまう事もあります・・・つらいですよね。

そして、その発汗が不安が増し、汗の量が増えてしまうことを恐れて、汗が余計に出てしまう悪循環に陥ってしまうケースも否めません。

男子向け顔汗対策いろいろ

 

実は男性のほうが女性よりも顔汗率高め?!

1、ホルモンや新陳代謝の男女差

顔汗に悩む人の割合は女性よりも男性のほうが高いことがわかっています。

その明確な理由としては、テストステロンを始めとする男性ホルモンが発汗を促進する作用があるからなのです。

女性ホルモンはその真逆で、汗を調整したり、抑制する作用が働くのですが、女性でも顔汗に悩む方は多いですよね。

次に原因だと分かっているのは、基礎代謝の違いなのです。

汗をかき、老廃物を体外へ排出するということは、汗をかき、老廃物を体外に排出する”代謝”。

男性は女性よりも基礎代謝が高く、女性が妊娠や出産を行うためと言われています。

成人女性は一日に消費するカロリーが約1000~1300なのに対し、男性は、1200~1600カロリーにもなります。

それだけ男性のほうが、女性よりもエネルギーを摂取して、多くの老廃物を輩出することが必要不可欠なのです。

男性か女性かの体のメカニズムも関係しているのですね。

2、肥満である・隠れ肥満

夏の暑い時期だけ顔汗が止まらないという方は、ほとんどの場合、生活習慣によるものが原因です。

肥満であった場合、脂肪のせいで体の中の熱をうまく放出出来ないことがあるそうで、それによって顔や体中に汗が止まらなかったり、体重は普通でも体脂肪は高い、「隠れ肥満」の人も汗はかきやすいのです。

運動不足も顔汗が出来てしまう原因の一つとされていて、熱の発生が極端に少ない生活をしていることにより、汗を分泌する機会が少なくなり、顔以外の下半身や、腕といった大きな部位の汗腺が休息しているのに近い状態となってしまうことで、体温調節をする際に、動きの多い顔や頭に汗が集中してしまうという状況になるのです。

3、エアコンを長時間使用

5月だけれども、これから夏に向けて気温上昇することの多い現在の季節・・・日頃からエアコンの涼しい部屋に長時間いることも、前述したように、汗腺の休息状態を助長させる原因にもなりますので、気を付けましょう。

4、お風呂はシャワーのみ

お風呂に浸からず、シャワーだけで済ませている男性の方、実は多いんじゃないでしょうか。

その何気無い行動は、知らないうちに汗をかかない生活となり、エアコンを長時間使いながらその場にいるのと同様、顔以外の汗腺の働きを休めてしまいますよ。

男性でも面倒くさくない、おすすめ顔汗対策

面倒なことが苦手な男子も必見!行動と意識、汗止めが日常の中で100%でなくても、ある程度、抑えられる方法を伝えます。

1、首を冷やそう

体が熱くなっている状態の時に流れる汗は、体温を下げる役割を担っていて、「温熱性発汗」と呼ばれています。

この汗が発生している時は、太い血管を集中的に冷やすことで、体温を下げて汗を止められるんです。

そして、特に効果があるのが、首の後ろ側だと言われており、首の後ろには頸動脈がありますので、ここを冷やすことで、一時的に血液が冷え、汗も落ち着きます。

他にも、左側骨下、脇、太ももの付け根、膝裏といった部位を冷やすと効果的だともいわれていますので、お試しください。

2、手足を温める

手や足を温めて、顔以外の汗腺の働きを活発にすることで、今まで使われなかった汗腺が働き始め、顔にだけかいていた汗が他の部位に分散されて顔の汗が抑えられます。

3、顔の汗を止めるツボを刺激

手には、汗を止めるツボが3つあります。

ごけい」と呼ばれていて、小指の付け根辺りから少しボコッと飛び出している部分を示すそうです。

手相の環状線が始まる先端の部分でもあります。

2、陰ゲキ

小指側の手首から指一本分舌の部分を示します。

3、合谷(ごうこく)

人差し指と親指の骨が合流するところから、やや人差し指寄りにあるくぼみの部分を示します。

この3つを外出先や、緊張を強いるプレゼン・会議前、人と会う時、時間に余裕のある時などにマッサージしてみるといいかもしれませんね。

人の体は、体の一部を圧迫すると、その周辺の汗が減り、代わりに反対側から出る汗が増える性質があります。

これを、「皮膚圧半側発汗現象」という、交感神経を刺激することで汗を止める方法です。

顔の汗などの上半身の汗を止めるには、腕を組むような感じで、両腕を交差させて、そのまま指で脇の下を押してみてください。

その間だけそうすると、顔汗を一時的ではありますが、抑制出来るそうです。

たとえば、舞妓さんが汗をかかない理由はこの原理を活用しているからであり、脇の下や胸から約5センチ上辺りに着物の帯で強く縛る事で圧迫しているので、汗の発生を長時間、防げます。

5、有酸素運動をしてみる

休眠した汗の活動を活発にさせるには、体全体を動かす運動を取り入れてみることも心身の健康にも繋がるメリットです。

特に心臓から離れていて、冷えやすいアシを動かすことがポイントで、ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動が効果的だとされています。

6、食事に気を付け、豆とアボカドがおすすめ

食事をすることで、食物が胃や腸を経由して肝臓により、エネルギーに変換できます。

この時に体の熱が生み出されるわけですが、お肉や脂質が多い食材は、通常よりも多く熱が出る原因に。

また、辛い物や刺激物は、「味覚性発汗」という汗の発生を促します。

アルコールを摂取すると、血流が良くなって体温の上昇により、汗をかきやすい状態となります。

お肉や、脂肪分の多い物、アルコールや辛い物は出来るだけ控えると顔汗対策になりますよ。

アボカドと豆が身近な顔汗予防に?!

汗を抑えられる効果が期待されるのが、アボカドと豆類です。

豆類には、納豆に多く含まれる大豆イソフラボンが女性ホルモンに似た働きをしてくれるので、汗をさらさらにしてくれて、発汗を出来るだけ抑えられるそうですよ。

他にも、ビタミンEが女性ホルモンと似た働きをしてくれるともいわれていて、ビタミンEが含まれる食材を摂取するのもおすすめします。

まとめ 生活習慣を見直すと顔汗予防に!

男性用の制汗剤やスプレーなど市販で買える顔汗対策も方法の一つではありますが、顔汗は精神的な面や生活習慣が引き起こしていることがわかりました。

顔汗に悩む世の男性の方々、制汗剤に頼るだけでなく、エアコンのつけすぎや、運動不足、普段の食事のメニューなどにちょっと目を向けてみるだけで、顔汗が制汗剤などにお金を使わなくてもいい、誰でも出来る顔汗を少しずつ改善していく方法はありますよ。

視野を広げて、自分の心も体もホッと出来る顔汗対策を探してみましょう。