手足に水泡がぶつぶつとできて、かゆくて仕方がなく、掻くとも水ぶくれがつぶれてただれて来たことはありませんか。
かゆいからといって掻きすぎると血が出てきます。
そんな汗疱ができたときの対策を調べてみましたので、ぜひチェックしてくださいね。

汗疱って何?

夏の初めに手のひらに小さなプツプツができて、中に水がはいっています。
かゆい症状がありますが、それをつぶすとさらに汗疱が悪化することがあるので避けましょう。

汗疱の症状

汗疱は、異汗性湿疹とも呼ばれ、手や足の指の背や手の平などに小さな水泡が突然に無数にできる病気です。
そのうちに水泡が破れて皮がむけたような状態になるのです。
かゆいから、掻きむしり血がでてくると、ひどい状態になってくることもあります。

1か月ほどすると自然に治ることが多く、治ったと思っても同じような水泡が再度できて繰り返すこともあります。
初めは小さな水泡から大きな水泡になることもあります。

汗疱ができる理由

水泡ができ手かゆい症状があるため、水虫と間違われることもありますが、水虫は白癬菌に感染して起こります。
汗疱は汗がたまったことが原因という場合もありますが、はっきりした原因はわかっていません。

汗が原因

毎年、夏の初めにできることが多く、汗が出る状況のときでも汗口が閉じてしまい、皮膚内部に汗が貯まり水泡になるという説があります。

金属アレルギーが原因

また、金属アレルギーのある人にできる場合もあることから、汗の中にアレルゲンとなる物質が入ってそれに反応して汗疱ができるという場合もあります。
金属アレルギーがあるかどうかはパッチテストを行うとわかります。

化粧品や台所用洗剤の化学物質が原因

化粧品の中に含まれている化学物質や台所用洗剤に含まれている化学物質に反応して汗疱になることもあります。
水泡の中にアレルゲンとなうものがあり、破れたときにそれが皮膚に接触して炎症をおこすというアレルギー皮膚炎ではないかという説もあります。

免疫低下が原因

免疫が低下しているときもできやすい場合があるので、日頃から免疫力のある体つくりも大切です。
色々な原因で汗疱は起きますが、汗疱は菌が原因ではないので重症化しなければ1カ月ほどで治ることが多いようです。

ビオチン欠乏症が原因

ビオチンは皮膚に炎症を防止する因子で、ビタミンHのことです。
消化するときにたんぱく質が分解することでビオチンが遊離して吸収されます。
皮膚の粘膜を保ち、爪や髪を健康にするために深く関わっているビタミンです。

このビタミンが欠乏すると、皮膚のアトピー性皮膚炎等の皮膚疾患があらわれることがわかっています。
ビオチンは食品にも含まれていますが、腸内細菌によっても合成されます。
遺伝的にビオチンを再生する酵素が少ない人もいます。

自律神経失調症やストレスが原因

自律神経失調症やストレスがあると汗が出やすい状態になります。
自律神経は汗と深く関係があるので、それが汗疱になるケースもあります。

汗疱のかゆい症状を軽減する方法

かゆいと無意識のうちに汗疱のできている部分をかいてしまうこともありますが、悪化する前にかゆい症状を抑える対策をとりましょう。

患部を冷やす

かゆくて仕方がないときは、汗疱のできている部分を冷たいペットボトルや冷却ジェルなどで冷やします。
患部を冷やすとかゆみが少なくなります。
かゆい部分をかくと、水泡がつぶれてジュクジュクしてきて、皮膚の表面が剥がれ落ちます。

はがれた状態の乾性落屑の状態になるとかゆみはなくなります。
かゆみがあり、汚い手でかくとそこから菌が入りますので、手を清潔にしておきましょう。

皮膚科を受診する

かゆい症状が続き水泡が治りにくい場合は水虫も考えられます。
その場合は、皮膚科を受診して、白癬菌があるかどうかを調べてもらうと、汗疱か水虫かはっきりします。
治療が異なるので、疑わしい場合は皮膚科を受診することをおすすめします。
皮膚科ではかゆみを抑える薬やステロイド剤などで汗疱の症状に応じた外用薬をだしています。

かゆい汗疱の予防対策

汗疱になる前に予防するには、制汗剤の使用をして汗を出にくくすることや免疫力を高める食事をすること、生活習慣を変えること、通気性の良い肌着を身に着けること、汗をまめに拭きとることが大事です。

汗に吸着する制汗剤の使用

引用元:https://apply-monde.jp/news/7825/

汗疱が出来やすい人は汗と関係があるので、汗腺から出てくる汗が流れないようにするフェノールスルホン酸亜鉛の入っている制汗剤がおすすめです。

フェノールスルホン酸亜鉛含有の制汗剤サラフェプラス

サラフェプラスは汗を止めるのではなく、流れる汗に吸着して皮膚をさらさらした状態に保つ制汗剤です。そのため、肌トラブルを少なくして肌の臭いやテカリも抑えます。
顔に汗疱が出来やすい人にも使って頂ける全身用の制汗剤です。
美白効果や美容効果もあり、毎日のメイクアップベースとしても使えます。

メイクの上からも塗れるので、メイク直しの手間を省けます。
汗疱の出来やすい部分にだけ塗ればいいので、気軽に使っていただける画期的な制汗剤です。

サラフェプラスの口コミ

暑い時や焦った時などに鼻だけが汗がでてくるのが悩みでした。
でも サラフェプラスを使い初めてから全然 気にならなくなった。
汗を抑えてくれるから1日メイクもちも断然良いし、ベタベタしないの!
引用元:http://www.cosme.net/product/product_id/10125112/review/505961621

実際汗をかいても、ダラダラ流れてくる感じがなくなり、化粧くずれしにくくなり不快感から解消されました。
春から夏にかけて欠かせないアイテムになりそうです。
引用元:http://www.cosme.net/product/product_id/10125112/review/506875139

→サラフェプラス公式サイト

免疫力を高める食事をとる

免疫力を高める成分は、ビタミン、ミネラル、乳酸菌、脂肪酸などで、免疫細胞を活性化させてアレルギーの発症を予防する効果があります。
リコピンのあるトマトやカテキンのお茶、玉ねぎやりんごに含まれるケルセチンなどが免疫力を高めます。

乳酸菌の多い食品

乳酸菌が含まれたヨーグルト、ドリンク、タブレットなど。オリゴ糖が含まれているはちみつやバナナ、きな粉などと一緒にとると腸内環境を調えます。

ビタミンを多く含む食品

ビタミンAは油と一緒にとると吸収しやすく、ニンジン、ホウレンソウ、小松菜、ニラなどです。ビタミンCは、キウイ、いちご、キャベツ、ブロッコリーなどです。ビタミンDは、チリメンジャコ、鮭やサンマ、きくらげなどです。

脂肪酸を多く含む食品

n-3脂肪酸は、植物油、特にえごま油や亜麻仁油、さば、さんま、いわしなどの青魚に多く含まれています。

ミネラルを含む食品

ミネラルの亜鉛は、牡蠣、豚レバー、赤み肉、納豆などに多く含まれます。
マグネシウムは、大豆、ホウレンソウ、ソバ、アーモンドなどに含まれます。

多糖類

キノコ類、海藻類などに含まれます。

ビオチンを含む食品を多くとる

ビオチンを多く含む食事は、レバー、卵黄、魚貝類、キノコ類、ナッツ類などい多く含まれています。
但し、生卵はアビジンが含まれているのでビオジンと結合して吸収を妨げるので加熱して食べるようにしましょう。

生活習慣を改善する

タバコは血行を悪くして、免疫力を低下させ、汗疱の原因になることがあるので避けたいものです。
朝起きて夜しっかりと寝る習慣は、免疫力がアップして自律神経のバランスを整えます。
朝は交感神経が働くので、活発に体が動き、夜は副交感神経が働くので眠くなります。
自律神経のバランスが乱れると汗のコントロールもうまく行かなくなります。

通気性の良い衣類を身につける

汗疱のできやすい手や足には汗を吸いやすく、蒸れにくい通気性の良い手袋や靴下を身につけましょう。
汗がでて蒸れると、肌に汗疱ができやすくなります。
足や手が痒いと仕事や勉強が手につかなくなります。
顔に汗疱が出来やすい人は顔汗をかきやすいので、皮膚科で薬をもらったり、制汗剤をつけたりして早めの対策が必要です。
多汗症の人は特に汗疱になりやすいので注意が必要です。

適度に運動をし、汗をすぐに除去する

適度に適度に運動をして汗を出すことは局所からだけ汗を流すことを避ける方法です。
汗疱は春~秋に多いので、運動をして汗が出た後は、まめに汗を拭き取り、汗が出来るだけ肌に残らないことが汗疱を防ぐためには必須です。
制汗剤や皮膚科の薬で汗疱の出やすい部位に塗っておくと、その部位から汗がでにくくなり汗疱ができにくいです。

最後に

汗疱は手の平や足の裏、指の背などにできやすく、顔にできる人もいて、普通は1カ月もすれば治ります。
はっきりした原因はわかっていませんが、汗と関係があるという説が有力です。
汗疱のかゆい症状をやわらげるには、汗疱のできている部分を冷たいペットボトルや保冷ジェル等で冷やすとかゆみが一時的におさまります。
予防には、サラフェプラスのようなフェノールスルホン酸亜鉛配合の制汗剤をつけることや生活習慣の改善や免疫力を高める食事を摂ることなどで体質を改善することができます。
もし、漢方がジュクジュクして悪化してきたなら、皮膚科の受診をおすすめします。