顔汗が流れて目に入ったり、仕事をしているとキーボードにぽたぽた落ちたりなど、顔汗がだらだらと流れると厄介です。
そんな顔汗をかかない方法を即効性がある抑え方と日常生活の中で顔汗を改善していく方法に分けて見ていきましょう。

顔汗をかかない方法~早く抑える方法

ダラダラ流れる顔汗をかかない方法にはいろいろあるので、まずダラダラと顔汗が出てきたときに早く抑える方法を紹介します。

血管やリンパを冷やして、体に冷気を送る

夏になると、首を冷やせるように冷却ジェルを入れるポケットがついたタオルやスカーフや冷感があるタオルが売っていますが、それは首の後ろを冷やすことでそこの表面にある大きな血管やリンパ節を冷やすと、血液やリンパが体全体をめぐり、身体を冷やすからです。

冷たいペットボトルや缶ジュースでもOK。冷たい物をあてると顔体の汗がひいてスーッとしますよ。
冷やすといい場所は首の後ろ、左鎖骨下、わき、太ももの付け根部分、ひざの裏側です。特に首の後ろや左鎖骨下の太い血管は上へ流れが向かうので顔汗を素早く引かせます。

顔汗用の制汗剤を使う

顔汗をかかない方法としておすすめしたいのは顔汗用の制汗剤です。制汗剤にも色々な種類がありますが、顔に使用していい制汗剤は顔汗用と記載されています。購入するときに記載されているものを購入しましょう。わき用の制汗剤を顔に使うと肌荒れすることがあるので注意が必要です。

秘密はフェノールスルホン酸亜鉛

制汗剤の「サラフェプラス」は、顔の肌を覆って汗を止めるものではなく汗に吸着して汗の流れを止める作用がある制汗剤です。
毛穴から出る汗や水分が流れないようにするため、嫌な臭いを抑え顔のテカリも防止できます。
クリーム状でメントールの清涼感があります。

肌に優しい美容成分がたっぷり配合

肌に優しい美容成分が入っていて、ナノセラミド配合でジェル状になっているので乾燥肌対策にもなります。
ビタミンC誘導体や大豆種子エキスなど、エイジングケアにもなる顔汗ジェルなので、肌の曲がり角以降の年齢の人にもおすすめです。

刺激になる添加物がフリー

サラフェプラスは、従来の制汗剤のように肌をコーテイングするのでなく、汗腺から出た汗の流れを止める制汗剤なので、敏感肌の人でも安心して使用できます。
刺激になるパラベンや鉱物油、石油系界面活性剤といった添加物を含んでいないので安心です。

サラフェプラスプラスの塗り方

洗顔後に全体につけた後、気になる目じり、こめかみ、小鼻、鼻の下、口の回り等の部分は2度塗りしてから美容液や乳液をつけて、その上にメイクをします。
途中でメイク治しをするときは、簡単に汚れを取ってメイクの上からつけられる時短の制汗剤です。

顔につけた後は、サラフェスプラスを塗っていない体は汗をかいても顔汗はかかずにさらさらしています。
引き締め成分が入っているので毛穴が引き締まり、メイクののりがよくなります。
確実に顔汗をかかなくなったと実感できるのは大体1週間ほどたってからです。

緊張からでる顔汗をかかない方法は腹式呼吸がおすすめ

腹式呼吸は誰でも場所をとらず、特別な立ったままでもできる手軽なリラックス方法で、緊張する場面でできる顔汗をかかない方法です。

腹式呼吸の効果

腹式呼吸をすると、自律神経のバランスを整え、免疫力をアップし、内蔵機能が向上するとともに血行が良くなり、代謝もアップします。
自律神経は、呼吸や発汗、消化、体温調節などの機能を調節している神経で、交感神経が優位になると、汗が出やすく緊張状態になります。

副交感神経が優位になると、リラックスして夜よく眠れます。息を吸うときは交感神経を息を吐くときは副交感神経を調節するので、リラックスするためには息を吐くときが大事です。

腹式呼吸の方法

人までに出る前やストレスがかかるときに、立ったままでも座ったままの体制でも腹式呼吸はできます。
電車に乗っているときでもできる手軽なリラックス法です。

  • 下腹をふくらましながら、息を鼻から吸う
  • 次にゆっくりとお腹を引っ込ませながら口から息を吐く。このとき、3秒で吸ったなら倍の6秒で吐く
  • 慣れてきたら10分ほど続ける

毎日続けることで、リラックスして緊張を解くことができるので汗が出にくくなるだけでなく体が元気になります。

ツボ押しで顔汗をかかない方法

半側発汗と言って、汗を一方で止めると、もう一方で汗がでるという現象を利用して顔汗をかかないようにしている人たちが舞妓さんや芸子さんです。
白塗りしているけれど皆涼しい顔をしていますね。彼女たちは、帯を高いところでぎゅっと締めることで、ツボが抑えられ顔汗をかかないようにしているのです。
汗を抑制するツボには、大包と屋翳というツボがあります。

大包と屋翳

引用元:http://xn--n8jl2h214rk06a.co

右手の平を左乳首の真ん中にあてて、左手の平を右乳首の真ん中に手を当てて交差させます。
このときに両手の親指があたるところが屋翳、人差指と中指が当たる部分が大包です。
ツボは2、3分間4カ所のツボを同時に何度か押します。

後谿(こけい)と労宮

引用元:http://xn--n8jl2h214rk06a.com/

両手を握ると、小指の下の感情線の先端がふくらむ部分が後谿です。
ようじなどで刺激を与えると顔汗をかかなくなります。
労宮は緊張を緩和しリラックスする効果があります。こぶしを握ったときに中指の先が当たる部分です。

顔汗をかかない方法~生活の中で顔汗を改善する

運動不足やクーラーのある生活で、顔以外の汗腺が休眠状態にあるために顔汗が出ることがあります。
この場合は、生活を改善することが顔汗をかかない方法の1つです。

睡眠の改善

汗は自律神経の乱れからかくことがあります。
夜勤の人以外は朝起きて夜寝る生活を送っています。
朝は交感神経が働き、夜は副交感神経が働いて交互に24時間作用しています。
リラックスしてゆっくり睡眠をとることで、ストレスや緊張を解きほぐし、顔汗がでやすい交感神経を休めます。

有酸素運動を取り入れた生活

有酸素運動であるウオーキングやスイミング、ジョギングは、酸素を体に取り入れ休眠している汗腺を活発にします。
顔以外の部分の汗腺が活発に動くことで、顔汗が少なくなり、体から汗がでるようになります。
最初はコア汗がでますが、運動を続けると体の代謝が高まり体から汗が出るようになります。

すると、次第に顔からの汗が少なくなります。
それを1週間のうちに数回続けることで、体の汗腺が活発になるので、体から汗がでて顔汗が少なくなります。
できるだけ階段を利用し、こまめに歩く生活をしましょう。

食生活を改善する

顔汗をよくかく人は肉食や脂肪の多い食事をしていませんか。
肉食や脂肪の多い食事は、汗の量を増やすだけでなく、嫌な臭いの汗になります。わきがを気にしている人は特に脂肪分が多い食事を避けましょう。
唐辛子やカレーなどの辛い物や酸味が強い物は、交感神経の働きが活発になるため、より発汗を促します。

また、コーヒーなどのカフェインが交感神経を活発にして顔汗をひどくします。
逆にホットミルクやカモミールティー、ジャスミンティー、ラベンダーティ―などはリラックス効果があり、交感神経を沈めるのでおすすめです。

納豆や豆腐、味噌などの大豆製品に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと似た構造で、自律神経のバランスを整えて顔汗を抑えます。
脂肪分の多い肉食を控えて、大豆製品を増やすといいでしょう。

顔汗をかかない方法~病院で治療する

甲状腺機能亢進症や糖尿病、悪性リンパ腫、結核、褐色細胞腫などの病気が原因で顔汗が多量にかく場合があります。
汗以外の症状がある人は、一度医療機関で検査をすることをおすすめします。
汗を大量にかく多汗症の治療は、多汗症専門外来や皮膚科美容皮膚科などで行っています。

皮膚科では、顔汗には塩化アルミニウムを用いた外用治療や抗コリン剤を用いた薬物治療、ボツリヌス毒素注射療法や手術を行っています。
漢方薬を扱っている病院もあり、体質改善で顔汗を改善することもできます。
色々な方法を試みても効果がない人は皮膚科や専門外来を受診して詳しく診てもらいましょう

最後に

顔汗をすぐに抑えたいときは、首の後ろ、左鎖骨下、わき、太ももの付け根部分、ひざの裏側を冷やすと汗が引きます。
顔用の制汗剤「サラフェプラス」を使用することで、顔がさらさらして気分も爽やかになります。
ストレスや緊張をすることで顔汗がでる人は、腹式呼吸をして自律神経を整えましょう。
他の汗をかかない方法は、ツボ押し、睡眠や運動、食事といった生活習慣を改善することです。
それでも効果がない人は医療機関を受診して、医師に相談しましょう。