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顔から滝みたいにドロドロ・・・メイク崩れるし!どうしたらいいの?
顔汗のせいで、季節関係なしにとにかく、暑い!顔が暑すぎて・・・メイクは崩れるし、なんでこんなに顔だけ汗かいちゃうの?顔汗あるある・・・ちょっと気持ちがブルーになりますよね。
顔汗の原因ってそもそもなんなのでしょうか?遺伝?体のメカニズム?ホルモンバランスの乱れ?男女によって汗のかきかたって何か違うのかな?顔汗に関しては様々な疑問が当事者の皆さんの頭の中に浮かんでくるのではないでしょうか。
そこで、本日は顔汗の原因について徹底分析していきましょう。
顔汗の原因その1 運動不足とエクセリン
汗というものは体全身から出るのが一般的ですが、顔ばかりに汗が出る原因の一つとして、運動不足が考えられます。
運動すれば問題解決ではありません。
汗が発生する上で最も重要な役割は、体温調節です。
体温が上がり過ぎると脳細胞がダメージを受け、体は汗を放出することで熱を逃がしています。
その体温調節のための汗を分泌しているのは、エクセリンという汗腺です。
エクセリンは人間の体内に約300万個近くあり、分布密度は1平方センチメートルあたり、約130個から600個とされています。
全てのエクセリンが汗に反応して機能しているのではなく、実際に働く汗腺は全体の半分程度だそうです。
また、運動不足などで熱の発生が極端に少ない生活をしていると、汗を分泌する機会が減少することが原因で、心臓から離れている部分が冷えやすい下半身や腕などの汗腺は休息状態に入ります。
よって、体温調節をする際は、よく動く顔に集中してしまいます。
これが、顔ばかりに汗が出るきっかけなのです。
エクセリンから出る汗は体温を下げる働きをするのはなぜか・・・皮膚表面から蒸発する気化熱を奪うからなのです。
そのため、本来、エクセリンから放出される汗はそんなにべたつき感がなく、すぐに蒸発します。
体温が上昇すると、汗腺はオーバーヒートを防ごうとして、血液から赤血球、白血球、血小板以外の
「血漿」という液体を汗として作ります。
血漿には体に必要なミネラル成分も含まれているのでそのまま汗として放出されると、体のミネラルも不足してしまいます。
そこで、汗腺は作り出した血漿の中から体に必要なミネラルを再吸収して血液に戻し、水分と僅かな塩分で汗を分泌しようと動くのです。
こうして再吸収の働きがされた汗は、サラサラしているのが特徴です。
しかし、汗をかく機会が少なく、汗腺の機能が衰えてしまうと、その再吸収すらうまくいかなくなり、ミネラルが汗に混じって分泌されることで、顔にばかり汗をかいてしまう原因に繋がるという一説があります。
顔汗の原因その2 精神的発汗
顔汗による悩みから精神的不安が募って汗が余計、出てしまったり、人と接する・人前で発言するなどの緊張を強いることで、汗の発生を促す交感神経が刺激されることで発生する顔汗があります。
この場合も突発的な汗の発生であることから、再吸収が間に合わずにベタベタするデメリットも。
精神的顔汗と多汗症って同じ?
精神的顔汗と、多汗症はすごく状態が似ていますよね。
顔面多汗症は、通常よりも多くの汗の量が顔に向けて集中してしまう病気です。
そのことが相談出来るクリニックも近年ではごく僅かではありますが存在し、症状を完治は出来ませんが、汗の発生を抑えられる薬が処方されることもあります。
顔面多汗症は人によって症状がそれぞれで、人と接している時に汗が止まらなかったり、リラックスしている時でさえも汗が出てしまう方がいるそうです。
多汗症の以下の症状が此方・・・全ての方がこれに該当するわけではないので安心してくださいね。
- 特に何もしていないのに原因不明の汗が全身、または局所に発生する
- 原因不明の汗が半年以上も長引いている状態である
- 子どもの頃か思春期頃、または20代過ぎてから多汗の症状が続いている人
- 週に1回以上のペースで汗が発生している
- 季節無関係に汗が発生している
- 就寝中は汗が多く発生することはない
- 家族や親せきに多汗状態の人がいる
精神的多汗の場合・・・
ストレスを感じることによって自律神経のバランスに乱れが生じ、交感神経が優位になり、汗をかく状態をいいます。
交感神経と副交感神経は通常の状態であれば、バランスを保っているのですが、自律神経に何らかの影響があることで偏りが出てしまうのです。
精神的な顔汗の場合は、スポーツやアロマテラピー、好きな音楽やテレビなどの娯楽に触れることが、リラクゼーション効果と、汗の発生をいつもより抑えられるかもしれませんね。
顔汗と精神多汗は非常に似ているようで微妙な違いがあるみたいですね。
顔汗の原因その3 エアコンがある場所に長時間いる
エアコンは肌の乾燥を招く原因です。
室温を適度に保ちながら長時間のエアコン使用は控えましょう。
夏や冬にエアコンを利用する機会がこれから増えてきますよね。
それが汗によってバランスが崩れてしまうと、細菌の繁殖がしやすくなってしまうのです。
顔汗によってさらにそのバリア機能が壊されてしまうと、排気ガスなどの大気汚染による肌への影響も受けやすくなることもありますので、顔汗を悪化させないためには、エアコンの使用を適度に調整するといいですよ。
また、夏にもお風呂で冷え切った身体を温めることで新陳代謝が良くなり、肌荒れ予防にも役立ちます。
誰もがやっってしまいがちな”顔汗あるある”
顔汗の原因その4 辛い物を食べる
味覚性発汗って?
主に辛い物を食べると頭皮、顔面を中心に汗が発生します。
この役割ははっきりしていませんが、空さによる刺激を口膣内の温度上昇と脳が誤解し、冷却しようとする一説があります。
顔汗の原因その5 アルコール摂取と顔汗は関係してる?
アルコールは、ビールやワインなど様々な種類があります。
「飲酒すると多くの汗をかく」って思っている方、実は多いのではないでしょうか。
どのアルコールも共通して血管を広げる作用があるので、飲酒することで血行促進されます。
しかし、アルコールが逆に顔汗を落ち着かせるのに効果的なメリットもあって、アルコールには気分を落ち着かせ、リラックスさせる効果があります。
顔汗の原因その6 ホットフラッシュと顔汗
更年期になると誰もが経験する、ホットフラッシュ。
カーッとなって興奮状態や感情の目まぐるしさが激しくなったり、暑さの中にいないのに顔が火照る・・・顔汗とホットフラッシュって関連性があるのでしょうか?
ホットフラッシュも多汗の特徴がありますが、保健薬というので症状を落ち着かせることが出来ます。
ホットフラッシュは女性ホルモンが低下し、自律神経のバランスが崩れると体温や汗を出す機能が正常に働かなくなることです。
交感神経と副交感神経が交互に作用することで正常なら暑い時に汗が出ますが、これが正常に機能しない故に、暑くもないのに汗をかいたり、突然体が熱くなったりしてしまうのです。
ホットフラッシュによる大量の汗は上半身に発生することが多く、首回り、脇、頭、胸、背中などから前触れもなく突然噴き出ます。
汗は5分以内で止まる方と、人によっては、10分から30分も持続してしまうケースも。
顔汗のように、ハンドタオルや冷却物を欠かせない人もいます。
ホットフラッシュと顔汗は似ているようで違いがあった!
顔汗は、婦人科で治療を受けても治らず、医療機関を受診するなら、皮膚科です。
但し、多汗症を対象にしているかどうかご自分でお確かめ下さい。
病院によっては、皮膚科でも取り扱っていないところもありますよ。
皮膚科にまずは行って原因を診てもらい、その後、何科にかかるのがベストなのか医師に相談してください。
ホットフラッシュは婦人科で対応出来、人によってはホルモン治療で症状が落ち着きます。
これが、顔汗とホットフラッシュの決定的な違いです。
まとめ 顔汗の原因は様々な角度から見える
顔汗の原因は、運動不足やエアコンにいる部屋に長時間いること、メンタル面やエクセリンの関係性など、あらゆる視野から原因があると分かりました。
また、顔汗とホットフラッシュは状態が大変よく似ていますが、診てもらう医療機関や状態は違うということでした。
顔汗でお悩みの方、顔汗は一生理解されないわけではないので、自分の視野と行動範囲を広げて、心も体も健康でいられる方法を探してみませんか?