「汗をかくと汗臭さが気になる」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな気になる「汗の臭い」の原因と対策法について解説していきます!
目次
汗が臭い…気になる臭いの原因は?
引用:wakigaoukoku.com
汗の出口である「汗腺」には、「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類があります。
エクリン汗腺から分泌される汗は本来臭いがありません。
エクリン汗腺から分泌された汗は、成分のほとんどが水分で微量の塩分とミネラルが含まれてサラサラとしています。
そのため、基本的に汗をこまめにふき取れば臭いに悩むことがありません。
しかし、エクリン汗腺から分泌された汗が皮膚に溜まってそのままになっていると雑菌が繁殖してしまいます。
そして、分解されるときに臭いが発生して汗臭くなってしまうんです。
一方、アポクリン汗腺から分泌される汗にはタンパク質、脂質、アンモニアが含まれています。
そのため、アポクリン汗腺から分泌される汗は「ワキガ」の原因となっています。
気になる汗の臭い…もしかしたら病気が隠れているかも?
汗の臭いが甘酸っぱいと感じたり、アンモニア臭、硫黄のような腐敗臭がすると感じられる時は、病気の可能性も考えられます。
例えば、汗の臭いが甘酸っぱいと感じる時は、糖尿病の疑いが考えられます。
汗の臭いが気になる時は、放っておかずに医療機関を早めに受診することで病気の早期発見につながる可能性もありますので、覚えておいてくださいね。
汗が臭い…臭いを抑える対策法は?
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汗の臭いの予防に一番効果のある方法は、「汗を溜めないこと」です。
しかし、全く溜めないようにするというのは少し無理があります。
そこで、汗の臭い対策には「デオドラント剤」の使用がオススメです。
それでは、デオドラント剤の種類と特徴をみていきましょう。
選ぶ時の参考にしてくださいね。
スプレータイプ
デオドラント剤(制汗剤)の中では、スプレータイプが一般的なのではないでしょうか。
スプレータイプはひんやりとして清涼感もあり、汗をかいた後すぐの時に使用するのがオススメです。
スプレーの噴射で広範囲にも手軽に使用できるのも便利ポイントかなと思います。
大きいサイズやお得用、持ち運びに便利な小さいサイズなどサイズ展開も豊富なので、用途に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
持ち運びに便利な小さいサイズは内容量は少ないため、コストパフォーマンスがあまり良くない点がデメリットです。
また、スプレー噴射なので少し周囲への配慮が必要な場合もあります。
直塗りタイプ
ロールオンやスティックタイプのデオドラントは、汗の臭いが気になる部分に直接塗ることが出来ます。
臭いの原因にも直接効果を発揮するところが最大のメリットです。
高密着処方で汗で流れにくく長時間効果を効果を発揮します。
一度塗れば長時間効果が持続しますが、比較的サイズも小さく、ポーチに入れて持ち運べるので非常に便利です。
臭いを抑えたい部分に塗ってから少し乾かす必要があり、すぐに洋服を着ることが出来ないというデメリットもあります。
また、臭いの気になる部分に直接塗って使用するため、長期間に渡って使用する点においては不衛生な印象も持つ方もいます。
日本では比較的スプレータイプが一般的ですが、欧米ではスティックタイプが主流です。
ウェットティッシュタイプ
汗の気になる部分に直塗りするロールオンタイプやスティックタイプ、スプレータイプのデオドラント剤は汗をかく前に予防として使用する方も多いのですが、ウェットティッシュタイプは汗をかいた後に拭き取るのに使用します。
顔用やボディ用など使用する場所別に販売されているのが特徴です。
スプレータイプのデオドラント剤は顔に使用しないよう注意書きされていることが多いのですが、ウェットティッシュタイプのデオドラント剤は顔に使用できるものがあるのも特徴です。
特に顔用は男性向けに販売されており、夏の顔がべたつきを解消するアイテムとしても人気があります。
商品によっては清涼感の強いものも販売されているので、気分転換のアイテムとしても人気があります。
ウェットティッシュタイプは、使用後にゴミになるので少し煩わしさを感じるかもしれません。
また、サラッとした使用感のためにシートにパウダーが配合されている場合があります。
色の濃い洋服を着ている時には、白くなってしまうというデメリットがあります。
筆者は中学生時代、部活後の着替え途中に使用して制服によく白い粉がついてしまうのが悩みでした(笑)
特にオススメのデオドラント剤【サラフェプラス】
現在、各社から男性用と女性用を合わせて数多くのデオドラント剤が販売されています。
ドラックストア等で気軽に購入することが出来ますが、どれが本当に効果があるのか迷ってしまったり、なかなか自分に合うものが見つからない「デオドラント迷子」に陥ってしまう場合も多くあります。
そこで、今日は脇や背中など身体だけでなく、一本で顔にも使用する事が出来て便利な「サラフェプラス」という商品をご紹介します!
サラフェプラスには、「フェノールスルホン酸亜鉛」という薬用成分が配合されています。
フェノールスルホン酸亜鉛は、汗を抑える作用が学術論文で報告がされており、毛穴を引き締めて汗の出口を小さくして汗が流れ出ないようにおさてくれます。
サラフェプラスにはナノセラミドやオウゴンエキス、ダイズ種子エキスなど美肌に効果的な成分が数多く配合されています。
汗を抑えるだけでなく、お肌への浸透が良いので潤いが持続してスキンケア効果があり、「日本製」「無添加」というのも嬉しいポイントです。
汗の臭い対策は、食べ物も大切!
気になる汗の臭いを改善するためには、日頃の食生活も非常に重要です。
汗の臭いを強めてしまう食品
肉・魚・卵など酸性の食品を多く摂ると体臭を強くしてしまうので注意が必要です。
特にアポクリン汗腺から分泌される汗にはタンパク質や脂質を含むという特徴からも肉類の食べ過ぎには注意が必要です。
そのほかにも香辛料や臭いの強い食べもの、インスタント食品、塩分や糖分の摂りすぎも汗の臭いの原因となります。
日本人は農耕民族のため、もともとは欧米人や東南アジアの人々、その他の民族と比べると体臭は少ない傾向がありました。
しかし、近年では食の欧米化が進み、肉も多く食べられるようになったために汗の臭いや体臭に悩む日本人も多くなっています。
汗の臭い対策に有効な食品
ナトリウムやカリウムなどのミネラルを多く含むアルカリ性の食品を積極的に摂取することで汗の臭いを抑えることが出来ます。
引用:www.sendaisoho.jp
例えば、ほうれん草などの緑黄色野菜、里芋、さつま芋、バナナ、メロン、わかめや昆布などの海藻類などを積極的に摂るように心がけましょう。
海藻サラダは最強ですね!
汗の臭い対策には、シャワーより入浴
引用:detox-mania.net
忙しい現代社会では、湯船につかる時間がない等の理由からシャワーだけで済ませてしまう方も少なくありません。
シャワーでも身体の表面の汚れを落とすことは出来るのですが、入浴をすると汗をかくので臭いの元となる「タンパク質」「脂質」「アンモニア」を毛穴から排出する事が出来ます。
汗の臭いが気になる場合には、シャワーよりも湯船につかることがオススメです。
湯船につかるとよりリラックス出来ますし、疲れもとれるので、一石二鳥以上の効果がありますね。
終わりに
ここまで、汗の臭いを抑える対策法をご紹介してきました。
日々の食生活を見直し、デオドラント剤を効果的に使って汗の臭いを抑え、入浴で汗の臭いの元を落とす。
毎日の生活を少し気を付けるだけで、十分に汗の臭いを抑えることは出来ます。
早速実践してみてくださいね。